労務監査
ビジネスの世界では人権問題が大きく取り上げられています。大手などは自社のサプライチェーンの中から人権を軽視している企業を排除する動きもみられています。繊維業界などでこの動きは顕著ですが、今後この動きは加速していくと考えられます。
ではビジネスにおける人権とはどのようなものでしょう?
強制労働、人身売買なんて今どきないでしょう
と思われるかもしれません。いえ、強制労働ばかりがビジネスにおける人権問題ではありません。
日本でも労働の場では未だ人権侵害が日常的に行われています。
その大きなものは、長時間労働です。これこそが日本社会にはびこる、人権問題に大きくかかわる問題です。
「ちょっとの残業くらい。」
「昔はもっとしていたんだから。」
「こんな残業くらいで文句言うなよ。」
もしそう思われる方がいれば、立ち止まってください。
長時間労働、無理な労働、それも意思に反する長時間労働が労働者の自由を奪い、不当な拘束をし、個人の幸せな日常を迫害していることに気が付かなければなりません。
大げさに聞こえるかもしれませんが、それは意識がまだ追いついていないだけです。
もしも、自分が労働者で、意思に反して夜遅くまで働かされていたら?
もしも自分の家族でがしんどい中、休みももらえず、働かされていたら?
「そんなところやめたらいいやん。」
そういうのは簡単です。でも、出来ないから苦しんんでいる方が多くいるのです。
労働者は弱い立場です。収入がなくなっては暮らしていけない、今やめても、もっとひどいところでしか働けないかもしれない。そう思うがゆえに、行動に起こせない人もいるのです。
だからこそ、そんな人が生まれないように、大手の企業などは自分のサプライチェーンの中に、そういった人権侵害をしている会社があれば排除しようとしているのです。
逆に言えば、そうされないように、自社の体制を見直して変えていってねということです。
誰かに言われたからやらざるを得ない、そうではなくて、労働者を使い捨てにしない会社を本気で作りましょう。
働いてもらっている労働者の人たちに、会社を好きになってもらいましょう。
人は好きなもののためには、自分の能力以上のものがだせるはずです。一人一人が能力を発揮できるキラキラとした会社へ。
そのためには、労務状況を整えることが第一歩です。
是非、当事務所の労務監査を受けて、従業員を大切にする良い会社を作りましょう。
余談ですが…
なぜ労務監査が大事、長時間労働を是正しなさいというかというと、かくいう代表自身が異常な長時間労働の現場に身を置いていたことがあるからです。
長時間労働が大きな人権侵害であると身をもって、痛いほど経験したからです。
組織を中から自発的に変えることはかなりかなり難しいです。外から変えるきっかけに、当事務所の労務監査を是非、受けてください。
当事務所での労務監査の例
主なチェック項目
1.労働契約・就業規則
労働契約書の有無
内容が労基法に沿っているかの確認
就業規則の作成・届出・周知の有無
2.労働時間・休日・残業
労働時間の管理方法
協定の届出状況
サービス残業の有無
3.賃金・社会保険
最低賃金や割増賃金の支払い
健康保険・厚生年金・雇用保険の加入状況
4.安全衛生・ハラスメント対応
安全衛生管理体制
セクハラ・パワハラの相談窓口や対応状況
労務監査の効果
• 職場環境改善:従業員の安心感や定着率向上
• 企業価値向上:採用力や信用力の強化
労務監査を受けていただくことによって、現在の自社の状態がわかり、よりよくなるための糸口が見つかります。
昨今は人手不足が叫ばれる社会です。労務監査を受けて、クリーンな会社にすることで、より優秀な人材が集まることが期待できます。
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