社内研修及びカウンセリング
当事務所では心理学の手法を用いた社内研修及び社内カウンセリングを承っております。
|
厚労省の調べ(平成24年労働者健康状況調査結果)によりますと、職場でのストレスの最大要因は、職場の人間関係となっています。職場での人間関係は大きなストレスになっていることがわかります。「あ~会社行きたくないな。」「あの人嫌だな。」「憂鬱だな。」は誰にでもあることなのです。
その誰にでもあることは、その人の性格、年齢、考え方、価値観、大切にしているもの、育ってきた環境、現在の家庭環境など様々な要因が合わさって、人それぞれに受け取り方が異なります。
ですから、「このくらいで」「自分だったら」「今どきの人は」と一括してしまうのは少し違います。
人は誰しも自分の価値観をもって生きています。その場その場での感情を持って行動をしています。その一つ一つはどれが正しいとか、どれが間違っているというものでもありません。
活気あるエネルギッシュでさわやかな職場に
活性化された風通しの良い会社からはプラスのエネルギーが湧き出ます。ちょっとしたコミュニケーションのコツを学んで、日常に活かすだけで、あれだけ嫌だった人が少しマシになった。あるいは、いやだなんて思うこともなかったかな。と代わることだってあるのです。
職場では一日の多くの時間を過ごします。だからこそ、その職場を風通しの良い、いいものにしたい。当事務所ではそんな思いから、社内研修を行っています。
社員のメンタル不調者(予備軍)への対応
メンタル不調を訴える人の数は年々増えてきています。メンタル不調者が出れば、会社はどうしたらいいんだとあたふたと慌てふためいて、どこかのマニュアルに頼ろうとします。
しかし、マニュアルだけでは何も解決はしません。メンタル不調に陥った人を腫れ物のように扱って、トカゲのしっぽ切りのように切り捨てていくのが正解だとは思えません。
風邪をひかない人がいないように、たまたま心の風邪をひいてしまった人の回復を待ってまた一緒に働いてもらえるように、社内の風土を変えていきませんか?
サイレント予備軍に注意
うつ病が社会現象のようにとらえられている昨今ですが、うつ病と診断されている人は氷山の一角で、その実、氷山の下には多くのサイレント予備軍がいるといわれています。その方々が知らず知らずの間に心を疲弊し、すり減らせていくのを防ぎ、心の健康を増進することがいま求められていることです。
本人の不安を慢性疲労やただのマイナス感情として割り切るのではなく、不安や不満の感情をしっかり受け止めることで、本人の今後のキャリアの再構築にもつなげていく、これが本当の意味でのメンタル対応であると思います。
コスト?それとも投資?
従業員のメンタルケアを定期的に行っていくのは確かにコストがかかるかもしれません。しかし、ケアを怠って問題が現れることを考えると、日々の小さなケアをしていた方がよかったと思うことはよくあります。
日ごろから従業員のストレスや抱える問題に対応しておくことで、問題が起こっても小さく済むことや解決が早くなることがあるのです。当事務所では日ごろから会社様に伺い、従業員の方のカウンセリングを行うサービスを実施しています。
カウンセリングでは、日常の困りごと、家族のこと、職場でのことなど様々なことをお話を頂き、お話していただく中で従業員の方が自ら問題に気付き、その問題と向き合い、解決していくように寄り添います。
従業員の方の心の健康を守り、健康に働いてもらうためにも、従業員の方へのカウンセリングは企業にとって利益になるものだとお考えいただけたらと思います。
カウンセリングは、心の不調に備えるものだけではなく、必要に応じてキャリアカウンセリングも行います。長い人生ずっと続くのが職業人生です。
長い人生の中で、従業員の人が大切にしているもの、これだけは譲れない思いなどを明確にしていき、その方のライフステージや家庭環境も考慮しつつ、その方の職業人生を一緒に考えます。
従業員のカウンセリングには心理カウンセラーでもある社労士が行います。
カウンセリングとは
カウンセリングは人生相談やコンサル業務ではありません。傾聴を主とし、訪れる人(クライアント)に共感を示し、信頼関係を結んでいく中で、カウンセラー自らの心にクライエントの心を投影し、クライアント自身に気付きを与えていくものです。
一方的に答えを教えたり、アドバイスをしたりするものではありません。また一度で問題が解決するというものでもありません。少し時間はかかるかもしれませんが、カウンセリングに訪れたクライエントが自ら自分の心の声に耳を傾け、答えを見出していけるようにお手伝いするのがカウンセラーの役目です。