相続した有価証券の名義変更

　ここでは、有価証券（株式など）の名義変更について説明します。
相続が発生した場合、被相続人（無くなった方）名義の有価証券は、
相続人の名義に変える手続きをしなくてはなりません。

　被相続人（亡くなられた方）が証券会社に上場株式を預けている場合には、証券会社での相続手続（被相続人の口座から相続人の口座へ株式を振替える手続き）を行います。

　具体的には、窓口となっている証券会社に必要書類を提出して相続手続きを行います。この際の必要書類は、以下のものとなります。。

①被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
②法定相続人の戸籍謄本
③相続人の印鑑証明書
④証券会社の所定の用紙（相続手続依頼書など）

　なお、特別口座で管理されている上場株式については、特別口座が開設されている株主名簿管理人（信託銀行など）に手続きを問い合わせる必要があります。

　非上場株式は、市場で取引されているものではなく、多くの場合、経営者とその親族が所有しています。

　一般的に、非上場株式の名義変更は、株式を引き継ぐ相続人等が、株式の権利が移転したことを示す書類を作成することになります。

　非上場株式の相続手続きは、株式の発行会社に問い合わせ、手続き方法を確認して進める必要があります。

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