相続財産調査
相続の開始後は、相続人の調査とともに、相続財産の調査も進めていく必要があります。
きちんとした遺言書がある場合には、相続財産の調査に必要な労力は少なくて済むでしょう。 その一方で、遺言書がない場合には、相続財産を正確に把握することは容易なことではありません。 |
しかし、被相続人の遺産について、なるべく早く、出来る限り正確につかむことは、とても重要なことなのです。
なぜなら、相続財産は、必ずしもプラスになるとは限らないため、相続するか、相続しないかということについて、正確な情報に基づいて、きちんと見極める必要があるからです。
また、相続税の申告が必要かどうかを見極める必要がある場合や、明らかに相続税の申告が必要な場合には、遺産分割方法の検討や納税資金の準備などのために、なるべく早い段階で相続財産の全体像を把握しておく必要性が高いため、このようなケースにおいても速やかに手続きを進めていくことが重要なのです。